君は超アジャイルという開発方式を知っているか?

一般にある程度以上の規模のソフトウェアをつくる場合、開発方式を決める。
ウォーターフォールやアジャイルというやつがそれで、ネット上でも色々な情報を落ちている。
しかし、ソフトの開発方式はこの二つが絶対的なものだろうか?

私の感覚では、多分違う。

オープンソースプロジェクトなどは、突如として有望な新人が彗星の如く現れて新規軸のアイディアを打ち出し、それに従ってプロジェクトの開発方針や細部の仕様が変わっていく、なんてことはままある。
ウォーターフォール、アジャイル、そのどちらでもない。

あれは、商用ではなくオープンソースだから、という声が聞こえてきそうだが、商用というか官公庁向けのさるプロジェクトでこれ以外の開発方式の採用が実際に検討されているそうだ。

それが「超アジャイル(Super Agile)」というやつだ。
この言葉自体は確立しているわけではないようだが、現場レベルの関係者の間ではこの言葉がさらっと出ているらしい。

軽く説明したいと思うが、その前にアジャイルの開発手法をおさらいしておこう。

アジャイルでは、いきなり細部の仕様を詳細に決めず、ざっくりした開発目標を立てる。
次にそれに従ってまずは「動く」プロトタイプを作り、ユーザーにテストしてもらう。
当然、「ここはこうした方がいい」といった意見が出る。これを開発陣にフィードバックし、再度、プロトタイプの作成作業に入る。
このプロセスを繰り返す(イテレーションなどという)ことで、ソフトを完成形に持っていこうという手法だ。

これ以上本質的な改善の余地はないように思えるが、実はあった。

IT業界に身を置く人は、無意識のうちに「ユーザー」と「開発者」を分けてしまう。
が、モノによってはわけない方がいい場合もあるし、条件によっては分けなくてもいい状況が発生する。
・・・とこれだと何いっているかわからないか。

具体的には医療の分野。

現在だと、医療者でもあるが、ITも詳しい(医師が起業するケースは本当に目立つようになってきた)という人材が増えてきているから、そういった人たちが、開発者兼ユーザーをやればいいという理屈だ。
「実際に使用する人がソフトを組んでしまえばいい」というのは言われてみれば当たり前なんだが、「NTT東日本vs旭川医大 電子カルテ訴訟」なんて事例がごろごろ転がっていた業界だったから、この発想は盲点になっていたようだ。

私も噂レベル程度の話しか知らないし真偽のほどは不明だが、官僚の医療DX関係の講釈を聞いていた某大臣がブチ切れて「そういう(仕様の話だとか)話はもういいよ。聞きたくないよ。結果は出たのかよ!何にもできてないじゃないか。偉そうなことは結果出してから言えよ。頭でっかちの連中を呼んで議論させたところで、結果が出るわけないだろう。やり方から考えろよ。それがお前たちの仕事だろう!!」とその官僚を怒鳴りつけたことに担を発するようだ。

そこから、どういうプロジェクトが発足され、具体的にどういう人が関与したのかは、関係者に迷惑かかるかもしれないのでここでは触れない(触れたら流石に色々まずい)

だが、「(コロナ接触確認アプリ)cocoa は大失敗。どうして失敗したか検証が必要」と広言する大臣もいたくらいだから、まったくの作り話というわけではないと私は思っている。


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